3Dプリンター・レーザーカッターだけで満足していませんか? 電子工作で広がる表現力の世界
みなさんこんにちは。
修士1年(m5251154)の山田と申します。(Twitter: @gpioblink)
フロントの開発からLinuxの解析まで幅広くやっている者です。
いきなりですが皆さん、GeekDojoには電子工作に関するツールも充実していることをご存知でしたか?
今までSAとして働いていて、「3Dプリンターやレーザーカッターに興味を持っていても、電子工作までは。。」という学生さんが多かったです。
そこで今回は、GeekDojoでの電子工作について話していこうと思います!
tl;dr
- 電子工作をすることで、作品から音を鳴らしたり光らせたりなど表現力を強化できる
- GeekDojoには、各種パーツから高級なハンダゴテまで電子工作に必要な機材が揃っている
あなたの作品、まだ3Dプリンターとレーザーカッターだけで満足しているんですか?
3Dプリンターやレーザーカッターで様々な作品を作ってくると、作品に動きを作りたくなってくると思います。
GeekDojoで作られているものの一例として、今までこんなものがありました。
ヘドバン赤べこ
言わずとしれた@flying_hato_bus氏による作品。
ものすごい早さで動く赤べこは、GeekDojoの象徴的存在として老若男女に親しまれています。
楽器演奏
ロボットのアームにより、楽器を演奏するデモです。
3Dプリンターで作成したロボットアームが、電子工作によって動作しています。
電子工作でできること
このように、電子工作を利用すると、あなたの作品にダイナミックな動きを追加することができるようになります。
- 光らせる (LEDでピカピカ, 7セグメントで数値表示, バーLEDで割合の表示 などなど)
- 音を鳴らす (圧電サウンダでドレミの単音 など)
- 動かす (サーボモーターで角度を指定して移動, モーターで周期的な移動 などなど)
また、これらに必要な部品は全てGeekDojoに用意してあります。ここからはGeekDojoの貸出品を見ながら電子工作について語っていきます。
基本パーツ
GeekDojoには基本的な電子部品を各種取り揃えています。
- 各色のLED
- 抵抗
- コンデンサ
- ダイオード
- クリスタル
などがあります。
本格的に電子工作をする場合は、不足する部品もあるとは思いますが、とりあえず始めてみたい方や、抵抗などパーツが少し足りなくて必要なときなどに便利です。
FaBo
会津大学発ベンチャーの1つ、株式会社Faboが作成しているプロトタイピングツール「Fabo」があります。
これを使うと、はんだ付け不要で多彩なセンサーや入出力を試すことができ、初心者の方におすすめです。
Make Block
MakeBlockとは、積み木のようにパーツを組み立てるだけでロボットを作れるプログラミングロボットです。
小学校の実験で使ったような、おなじみのDCモーターから、角度を指定してその分だけ移動するサーボモーターなど、各種取り揃えています。また、MakeBlock用のセンサー類も充実しています。
こちらも、はんだ付け不要で試せるので、初心者の方でロボットに興味がある方におすすめです。
はんだづけステーション
はんだづけを行う作業が必要な場合、各種はんだづけ機器を取り揃えています。
普通の安めのはんだごてはニクロム線ヒーターであり、温度調節ができないのですが、GeekDojoには温度調節が可能な高級はんだごてがあります。
また、普通の鉛筆型のコテ先だけでなく、ICのはんだ付けに便利な熱容量の多いコテ先など、高度なはんだ付けに向いた部品もあります。
他にも、はんだを間違えたときに修正するためのハンダ吸い取り線や、コテ先のメンテナンス機器も各種取り揃えています。
他にも、ドライバーやニッパー、ラジオペンチなのど基本的な工具類は各種揃っていますので、部品さえあればすぐに電子工作を始められます!
3Dプリンターやレーザーカッターと連携して楽しもう
ここまで、電子工作の話をしてきましたが、レーザーカッターと3Dプリンターを使って、作品をより強化することができます。
レーザーカッターの活用例
例えば、電子工作でこんな基板を作ったとします。
この基板、このまま持ち運ぶと、パーツが折れたり、断線の危険があり、あまりよくない可能性があります。
そこで、レーザーカッターでガワを作ることで、より安全に使いやすくすることができました。
(ちなみにこれはカラオケをボタン一つで演奏停止できるツールです。デンモクやキョクナビより何倍も早く演奏停止できるおすすめツールです。興味があれば作り方を説明しますので、気軽にご連絡ください!)
3Dプリンターの活用例
また、自分の所属するロボットサークルREMsでは、3Dプリンターを活用してロボットの筐体を作成しました。
例えばこの赤いパーツ、微妙なカメラの角度の設定に苦労したのですが、3Dプリンターなら何度も作り直すことができ、理想的な筐体を作ることができました。
このように、レーザーカッターや3Dプリンターは、電子工作にとても相性がよいです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも、電子工作の魅力が伝わっていれば幸いです。
ぜひ、あなたもGeekDojoで電子工作をやってみませんか?
もしご不明な点などあれば、GeekDojoのSAまで、お気軽にお問い合わせください!